三重模擬患者の会

模擬患者について

模擬患者とは
医療者教育に参加して患者役を演じる人の事で、実際の患者と同じような症状や会話を再現します。医療職や医療職を志す学生を対象とした、実際の場面を想定してロールプレイをすることが多いコミュニケーション教育で患者の役割を担います。
このような患者を演じるためには、一定の訓練が必要です。多様な患者を演じ分けることができる演技力、教育目標に対する理解力、多様性のある受講者への臨機応変な対応力、分かり易く受講者に評価を伝えることができる表現力などが必要になります。
SPとは
Simulated PatientあるいはStandardized Patientの略です。どちらも日本語では模擬患者ですが、Simulated Patientを模擬患者、Standardized Patientを標準模擬患者と言い、それぞれ、役割が異なります。前者が一般的なコミュニケーション授業に参加する模擬患者、後者が試験などに参加する模擬患者です。当会では、どちらのSPも養成をしています。
活動場所
当会のSPの活動場所は主に三重大学ですが、鈴鹿医療科学大学や名古屋大学、その他の大学にも出向くことがあります。また、近隣の医療機関などでも活動することがあります。
SP教育
SPとして患者を演じるためには、一定の訓練が必要です。勉強会を開催し日々研鑽を積んでいます。具体的には、新人養成講座(4回)、月1回の勉強会があります。その他、東海地方のSPを養成する大学や団体で構成する東海SPネットワークの勉強会などにも参加しています。また、楽しみながら、ともに成長することを目指して、会員相互の交流の場を積極的に設けています。